こんにちは、もったいない本舗です。
突然ですが、皆さん「読書」はお好きですか??
私は、こういう仕事に就いているのですから、本を読む事は大好きです。
……が、人は何故本を読むのか?と聞かれると、簡単に答える事はできませんよね。
知識や教養を身に着けるため、又はただ単に暇つぶしにという方もいらっしゃるでしょう。
先日、この本を読んで「読書」についてハッ!と気付かされた事がありました。
お笑い芸人でもあり芥川賞受賞作家・又吉直樹さんの新刊エッセイ『夜を乗り越える』です。
数年前に、又吉さんの『第2図書係補佐』というエッセイを初めて手に取った時、
この人の読書量&読書愛はハンパじゃない!と、感服しました。
それも”批評”ではなくて、文学に対する純粋な愛情。とても、好感を持った事を覚えています。
今回のエッセイでも、ドキリとさせられるような言葉があちこちに散りばめられていました。
たとえば、ある一冊の本を読んだとして、人によってその受け取り方は千差万別。
当然のことながら、面白いと感じる人もいれば、これは駄作だと吐き捨てる人もいるはず。
でも「共感できなかった」=面白くない、というのは違うのではないか?と仰っています。
た、確かに……。人間ってとかく自分の価値観が正しいって思いこんじゃう傾向があるけど、
これって、自分の視野の幅を狭めてしまう事なのかもなぁ、、、と反省しきりです。
それにしても、又吉さんの紹介されている本は、太宰や芥川など近代文学が多いですね。
私は、近代文学は古風な言い回しが耳慣れなくて、少し苦手意識があるのですが、
あらまぁ不思議。又吉フィルターを通すと、『人間失格』だって『痴人の愛』だって面白そう(笑)
恥ずかしながら、未だ読んだことのない谷崎潤一郎を読まな!!!と思いました。
受動的な読書ではなくて、能動的な読書。しばらく忘れていたわぁ~~(遠い目)
『夜を乗り越える』。とても面白く、読書愛に溢れたとても真面目な一冊でした。
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【執筆担当者】
ナナミ(ハイボール女子)
ハイボールをこよなく愛するアラサー。
小説、コミックが日々の活力で、好きな作家はとことん追いかける。
愛読書は北方謙三の『三国志』と、栗本薫の『グイン・サーガ』。
ミステリ、ファンタジー、SF、ホラー、古典まで幅広く読む。
好きなゲームが発売されると、徹夜でハイボールを飲みながらプレイする。
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